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Column 12 | 2021.06.17
「モノが欲しい」は「コミュニケーション」の中から緩やかに生まれる。



最近改めて「自発的にモノが欲しい」という欲望を持つことが難しいと感じている。

ただ、自発的には生まれなくなってきているが「モノが欲しい」という欲望が生まれないわけではない。

どういうことかと言えば「ある条件下」において緩やかに生まれていく感覚があるのだ。

その条件下とは「コミュニティ」の間で行われる「コミュニケーション」である。

最近買ったALTRAのトレイルランニングシューズや、STANLEY(スタンレー)のタンブラーも、自発的に生まれたわけではなく、コミュニティの中で行われるコミュニケーションによって緩やかに作られていった。

アーティストのファンクラブに入っている人に話を聞くと、目玉が飛び出るほどのお金を使っていることがある。

ファン同士の活発なコミュニケーションにより「モノが欲しい」が喚起されている証拠と言えるだろう。

私は決して欲望にまみれたいとは思わないが、適度にモノは買っていきたい。

なぜなら「つくるとわかる」があるように「かうとわかる」ことが沢山あるからだ。

先日訪問したジャパンクリエイティブ展で感銘を受けた本プロジェクトのボードメンバーであられる内藤廣建築設計事務所の「内藤廣(ないとうひろし)」さんのメッセージの一部を引用にて紹介したい。

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世情は「モノからコトへ」と変わりつつありますが、わたしはこれからは「モノがコトを支える」時代が来ると思っています。

そんなにたくさんのモノを買うことはない、ても手に入れるモノにはこだわる。

そしてこだわって手に入れたモノが「わたし」という不確かな存在を支えてくれる。

そんなオトナの時代になっていくはずです。

それが新しいジャパンのクリエイティブな暮らしの姿になるはずです。

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「モノがコトを支える時代」

「こだわって手に入れたモノがわたしという不確かな存在を支えてくれる」

これらの視点を得たことで、「モノ」に対しての解像度がまた一段と上がった感じがしている。

もしも「モノが欲しい」がコミュニケーションの中からしか生まれないものだとするならば、企業活動において重要なことは、いかに顧客とコミュニケーションを取り、それを増やして充実させていくかになる。

逆に言えば、コミュニケーションが生まれないモノが欲しいと思われることはないのだろう。

今までも言われてきたことかもしれないが、今改めて「モノ」と「コミュニケーション」の重要性を感じている。

(写真・文 Tanaka Shingo)







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